CSに向けて大量残塁の試合から整理しよう
本日の試合
大量残塁の試合、終盤、阪神投手陣は完璧に中日を抑えていました。
それでも負けてしまうのがプロ野球。
今やるべきことは、クライマックスシリーズでどうやって勝利するかです。
レギュラーシーズン2位という目標があるかと思いますが、ファンにとって、甲子園球場でCSをおこなうことよりも、巨人とのCSに勝ち進むことのほうが、うれしいものです。
ひとつひとつのことを冷静に整理して考えよう
先発投手
先発投手について、これは、CSとは違う考えかもしれませんが、
相変わらず、先発の降板する回が早いと感じます。
好投していて、5、6回に一気に大量点を取られたケース、状況にもよりますが、その1イニングだけなぜか悪いということもあるはずです。
続投して、9回投げた結果、それほど点をとられなかったというケースを増やしていってもらいたいですね。
違う考え方をすれば、中4日、5日とあけて登板するのですから、よっぽど打ち込まれない限り、最低100球程度は投げてから降板するということです。
分かりやすく言えば、初回に4点取られた場合、そこで降板すればそれまで。記録でいえば、防御率36点です。しかもノックアウトという悪い結果だけが残ります。
ところが、立ち上がりだけが不安ということで、続投してその試合、5点で完投したとする。
あとは打線が何点取れたかで、勝敗が左右されます。
投手とすれば、1試合5点に抑えれば、よくもないがそれほど悪くもない結果ではありませんか。
初回で降板しては、その可能性さえ断ち切ってしまうことなのです。
しかも、リリーフ投手に負担をかけますし、リリーフ投手が必ずしも好投するとは、保証できないのです。続投した方が良かったということも考えられます。
本日の試合は、打線があまりにも得点できなかったことが主な敗因と考えられますが、岩崎がもう少し続投していたら、オスンファンが降板しても試合が続いている状況は避けられたかもしれません。
リリーフの出番が、全体的に早いのだと思います。
上本選手・大和選手 1・2番打者
大和は、バントが得意でhない? そうなのであれば2番である必要があるでしょうか?
プロですから、どんな打者でもバントばかりしていればそれなりにこなすでしょう。
しかし、バントが得意でない打者、守備をかく乱するようないやらしいタイプの打者でないとしたら、大和を2番にするメリットは?
それなら、いっそ、1番大和、2番上本のがまだ良いのではないか?
1番で、自由に打たせた方が大和ももっと打率があがるかもしれません。
バントなら上本でも十分こなせるでしょうし、クリーンアップの前に多くのランナーを出すことが、今年の阪神の効率よい得点パターンだとすれば、打率(出塁率)の高い選手を1・2番におくべきだと思います。
打撃の部分で、大和からバントをとったら下位打順で気楽な立場でいたほうが、守備のメリットを生かせるのではないでしょうか。
隼太を上位で使った方が、出塁率もバントもヒットエンドランもいろいろな可能性を秘めて、相手にプレッシャーを掛けられるのではないでしょうか。
3番鳥谷選手
阪神OB解説者、兄貴金本が言っていました。
鳥谷は、調子が悪いと腰を引くような打撃だと・・・。
金本は、しっかり足を踏ん張り、強いスゥイングをする。広島OBの小早川も言っていました。鳥谷は、ネジを緩めるようなスウィングだと。確かに、打った後、伸び上がるような形が鳥谷である。金本と比較すると、ネジを締めるような打撃が金本、緩めるような打撃が鳥谷だということになります。
これらは、技術論なので、オフにしっかりコーチと対策を練ることだと思いますが。
これらのことは、鳥谷がチャンスメーカーであって、長打を打ってランナーをかえすバッターではないことを意味するのではないでしょうか。
得点圏打率が高い割に、ランナーを迎え入れているイメージが小さい原因でもあろう。
今シーズンに限っては、ゴメス・マートンのおかげで、“チャンスメーカー”としての3番鳥谷の高出塁率は、効果的だったと思います。
来シーズンは、掛布コーチ、掛布監督? に期待したいです。
本当のクリーンアップとしての鳥谷を目指して・・・。
四番ゴメス選手
4番ではなく、四番です。単なる数字の4番目ではありません。
その証拠が本日の試合にでました。
満塁で打者ゴメス。カウントは3ボール0ストライク。普通なら1球見ます。ところが、甘い球を打って、レフトへ2点タイムリーヒット。打てる球であれば打つのが四番打者。打てる球を打てるのが四番打者。さすがゴメスという感じでした。
西岡選手
今シーズン残りは、代打で出場することで仕方ないでしょう。
開幕間もなくの怪我からの復帰では、いきなりスタメンはかわいそうだったと思います。
開幕後数試合しか経験せず、復帰後いきなりのスタメン、他の選手はシーズン数か月戦い、からだはすっかりシーズンにのめりこんでいます。
そこに、ポッと、西岡にとっては開幕状態の試合感になれていない状態で出場するのですから、いくら経験豊富な西岡でも、ついていきにくいでしょう。
同情するわけでもないですが、かわいそうな復帰のシチュエーションでした。
CSでは、代打として勝負所での打撃に期待しましょう。
打撃に関しては、最近、状態は良いようで、このままCSもがんばってもらいたいですね。
守備もせざるを得ないケースもあるでしょうから、慣れる意味程度で、レギュラーシーズン守備につくのもよいでしょう。
ただし、慣れたセカンドのみにするべきでしょう。
CSでも、セカンド以外での守備は想定しないほうがよいでしょう。
開幕前に、おそらく未想定のため、練習もしてないと思いますので。
福留選手
本日試合途中で、左投手からヒットを打ちました。
今シーズン、首脳陣が頑なに続けてる、右投手に左打者のスタメン、左投手に右打者のスタメン。
それが機能したという結果の記憶がほとんどありません。
一般的に言われているほど、左右は関係ないことも多いです。
過去の記事にも書きましたが、特に実績のない若い選手にも適用するのはナンセンスです。
プロ野球人として、上の立場に立つ人の野球センスが疑われてしまいます。
また、左打者が調子の悪いときは、左投手で調子を戻せる、という話も時々耳にします。
福留を起用するのなら、左右投手は考えないほうがよいのではないでしょうか。
それより、状態の良し悪しをもっと見極めるべきだと思います。
状態が悪ければ、代わりに出場させたい選手は、たくさんいるはずですから・・・。