読める戦力
1.戦力補強なし?
このオフシーズン、大物選手の出入りがなく、戦力補強失敗との見方があるような気がします。
しかし、逆の見方をすれば、読める戦力であるということです。
大きなメリットもなければ、逆に、デメリットもないのです。
期待して入団した選手が活躍できない、しかし、期待して入団した以上、相当の期間あるいは役割を与えて起用します。
それが機能しなかったときの損失は、チームにとって莫大なものとなるのでしょう。
今シーズンは、それがないということです。
読める戦力のなかで、首脳陣も選手も、ファンも戦うのです。
『継続は力なり』という言葉があります。
この言葉を実現して、今年も優勝を狙えるチャンスは必ずあるのでしょう!!
## 2.打順の組み方の原則
最も多くの得点をとりやすいこと、このために順番を考えます。
同じ戦力でも、効率よい順番を組むことが大事です。
ここで、1.でも述べましたように、読める戦力というのは大きなメリットです。
塁上をにぎわす選手
1番から3番はいかに塁上に出るかということを考えます。
状況により1点をとりにいくのか、大量得点をとりにいくのかなど、強行作戦とか、犠牲バントとか色々な作戦が求められますね。
### ランナーをかえす選手
とにかく打点をあげる選手です。
打率が高くても、チャンスに弱い選手では困ります。
チャンスに強い選手が必要ですね。
打撃には期待しない選手
野球は攻撃もあれば守備もあります。もちろん投手力も需要です。
総合力の高さが求められます。
選手にも得意不得意があります。
守備で必要な選手も打席に入ります。
その選手に打撃に過度な期待をもたないというのも有りではないでしょうか?
逆にそのような選手が打つこともありますから、そのときはプラスアルファで、良い意味で期待を裏切る結果として喜べますね。
## 具体的な打順決め
何度でも考えるのは、楽しいものですが、1.2.で考えたことを考慮すると、現状、ここで述べる打順に落ち着くような気がします。
強く言えば、『この打順にしてほしい!!!』
西岡・上本・鳥谷の選手であることは、大多数の方は納得するでしょう。
しかし、なぜか西岡の2番案が少ないですね。
初回から得点することを考えれば、1番は塁に出ることを考えるのみです。
2番は、1番と同じ状況もあれば、ランナーありの状況で、いろいろな作戦が必要となる可能性が高いのです。
つまり、2番のほうが重要で難しい打順なのです。
そうなれば、西岡の技術と経験が必要なわけです。特に西岡は相手にとっていやらしい選手です。
現状、上本より、西岡のほうが2番に適していることは明白なのではないでしょうか??
2番は『ランナーがいれば(送り)バント専門』と考える首脳陣では、こういう発想はないかもしれませんが・・・。
鳥谷が1番という案も多いですね。実際自分も良いと考えたこともありました。
しかし、例えば鳥谷の選球眼がよく四球が多いという特徴は、3番だからこそ威力を発揮する結論になりました。
1番では塁上にランナーなしの状況が多いです。当然、鳥谷へもの四球は避けたいのです。かといって甘い球は打たれる。この投手心理は、ランナーがいる打席の鳥谷を迎えるからこそ、強く表れることだと思います。
上本は、昨年飛躍的な活躍をしました。
しかし経験が少ないのです。
まだ余計なことを考えさせず、1番で思いっきり頑張ってもらうことが1番ですね。
1985年の真弓選手のような活躍を期待します。
クリーンナップといわれる35番。阪神の場合は、3番鳥谷はクリーンナップというより、マルチで活躍できる選手、チャンスメイクの役割も担います。
阪神のクリーンナップは、4・5・6番ということが言えますね。
とにかくチャンスに強い選手で、ゴメス・マートンは文句ありませんね。
順番は、今回省きますが、安定感からすると福留は、中心である4・5番からはずれ、自動的に6番になります。
とりあえず福留が打撃の締めで、それ以降の下位打線は、得点に関して優先順位からはずれると考えてよいのではないでしょうか。
これは2.でも述べましたように、過度に期待しすぎないという意味で、打てば儲けものというぐらいに考え、その逆の裏切りの回数の多さが、今年の阪神の強さとなるのでしょう。
## 構想が外れたときには・・・
以上のような構想が外れるとき、それは、阪神にとって良いことと考えれられるのではないでしょうか?
その意味は・・・
今、名前があがった選手は、そこそこ安定した結果を残せる選手だと思います。
構想が外れるとは、それらの選手を乗り越えて活躍する選手が出るということ。
思いもよらない戦力が発揮されるということですね。
こういう選手がどれだけ多く表れるか?楽しみです。期待したいです!!