ぜひ西岡に2番を。その理由はこちら・・・
CSFS阪神は、多くの選手が調子よい状態で試合に臨めました。
西岡、上本、鳥谷、ゴメス、マートン、福留と、皆がいい状態で打席に立っていました。
こんなに皆が調子よい子となってめったにないでしょう。
事実、2014年最高の状態だったのではないでしょうか!?
これならさすがの巨人も手に及ばなかったのでしょう。
逆をいえば、調子が出ない選手がいる場合、その調子の悪い選手もうまく活かした打順というのが、チームとしての良い状態を長く続けるポイントだと思います。
西岡がムードメーカーとして1番をこなしました。
しかし、上本、西岡の特徴を考え、1番上本、2番西岡をぜひ、日本シリーズではやってもらいたいです。
理由はいくつかあります。
● 上本は2ストライクからの打率がよい(シーズン後半はデータ分かりませんが・・・)。
2番で、送りバントをさせてしまうと、粘りの打撃の機会が減ってしまいます。
● 怖いトップバッターの条件、85年の真弓を思い出せば分かるかと思いますが、高打率とともに、長打力も秘めていること、これは上本、西岡ともクリアしていますので、どちらでも1番OKです。
● ランナーを置いたときの打席、相手が嫌がる打者とは、何をしてくるか分からないということ。
ただ打つのみ、送りバントと単純な作戦の場合、どちらも同等と考えられます。
● ヒットエンドランを考えると、ゴロを打てるイメージ!?は西岡のが良い。
上本はハーフライナーで内野手の頭を超える、外野の間に落ちるイメージ!?が強い。
また、1塁方向にゴロを打ちやすいのは左バッターの西岡(両打ちだが)、外野に抜けて1、3塁になる可能性が高いのは西岡だと思います。
● 1塁ランナーが盗塁を試みた場合、右打者の上本より、左打者(両打ちだが)の西岡が打席のほうが、捕手は2塁に投げづらく、盗塁をアシストできる。
● 意表をつくセフティーバント、技術的に上本より西岡のがうまいと思います。(経験もあります。)
● 身体の状態、西岡は今シーズンケガにより身体的に不安がないことは決してありません。一方、上本は元気はつらつの状態です。上本に送りバントで犠牲になるより、西岡が犠牲バントをすることにより、身体のハンデを無視できる作戦がとれます。西岡も多少休めます。
● 上本は、今シーズン1番を任されて結果を残してきました。日本シリーズで、その1番のスタイルを変えることが悪い影響を出すことはあっても良い影響が出ることは、どちらかというと考えにくいと思います。
● 西岡は、今シーズンほとんど試合に出ていませんでした。
日本シリーズでどの打順を打っても、本人のなかでは違いはないのではないでしょうか。
● 無死1塁ランナー西岡、打者上本のケースと、無死1塁ランナー上本、打者西岡のケース、相手投手の気持ちとしてどちらが嫌がるでしょう。
得意苦手を除けば、おおかた後者のほうが嫌がると感じるのではないでしょうか。
こう考えると、1番上本、2番西岡のほうがどう考えても相手にとっていやな打順であると考えます。
これは、不幸中の幸い、西岡の怪我により上本の台頭、成長があってのこと。
阪神の新しいスタイル、最強の2番打者西岡の誕生を願って、ぜひ、日本シリーズから実行してもらいたいです。
ひとつ進化した和田監督のCSでの采配、更にもう1歩進化して、来シーズン以降の阪神にも期待したいと思います。